どうも、須田です。
最近、なぜか僕の周りで「四十肩」の相談がめちゃくちゃ多いんですよね。 あ、ちなみに「五十肩」も名前が違うだけで中身は全く同じ。40代でなれば四十肩、50代なら五十肩って呼んでるだけなので、そこは気にしないでくださいね(笑)。
で、今日なんでこの話を書いてるかっていうと、ちょっと驚いたことがあったからなんです。
最近来られた患者さんに話を聞いたら、なんと「これまで8軒も病院や整体を回ったけど、全然治らなくて…」っていう方が、立て続けに3人もいたんですよ。
8軒ですよ!? いや、もうそれ「かわいそうすぎるでしょ…」と。 時間もお金も使って、痛い思いもして、それでも治らない。
そんな「四十肩迷子」の人を一人でも減らしたいなと思って、今日は「なんであなたの肩は良くならないのか?」を、日記がてら本音で書いてみようと思います。
患者さんもね、ちゃんと「知識という名の武器」を持っておかないと、損しちゃいますから。
根本原因論争
よく整骨院とか整体のホームページを見ると、「根本原因を治します!」なんてキラキラしたことが書いてありますよね。
でも、正直に言わせてください。 四十肩に関して言えば、「最初から根本から治す」なんて、絶対に無理です。断言します。
「痛くない施術で根本改善!」なんて、四十肩のメカニズムを考えたらありえないんですよ。これについては後で詳しく説明しますね。
あと、最近はお医者さんでも「整骨院じゃ治らないよ」って言って、ハイドロリリース(筋膜に水を打つ注射)を勧める人がいますよね。
あれ、僕の正直な感想を言うと「いい線いってるけど、途中までしか治らないんだよな…」っていうのが本音です。
四十肩は亜脱臼だよ
じゃあ、なんで「負担をかけずに治す」のが無理なのか。 ここからが本題なんですけど、まず知っておいてほしいのが、四十肩って実は「肩がビミョーに外れてる(亜脱臼)」状態なんですよ。
本来あるべき場所に、関節が収まっていない。 で、ここからが体の不思議な(そして厄介な)ところで。 関節がズレると、体は「これ以上ズレたらマズい!」ってパニックになります。
すると、関節の周りにコラーゲン繊維っていう「接着剤」みたいなものをドバドバ出して、固めようとするんです。これが「硬化・増殖」というやつ。
さらに悪いことに、関節が固まると、その周りの筋肉も「もう動かなくていいや」ってガッチリ固まっちゃいます。
さて、ここからが大事な話。 この状態、実は「2つの大きな壁」があるんです。
1. ガチガチすぎて、ズレた骨が動かない
まず、周りの接着剤(コラーゲン)と筋肉がガッチガチに固着しちゃってるので、肝心の「ズレた骨」を正しい位置に戻そうとしても、ビクともしません。 ガムテープでぐるぐる巻きにされた骨を動かそうとするようなものです。
2. 「ある角度」までいかないと、元に戻せない
これが一番厄介なのですが、ズレた関節を元の位置に「カチッ」と戻すには、実は「ある特定の角度」まで肩を動かす必要があるんです。
でも、思い出してください。 あなたの肩は今、接着剤でガチガチですよね? その「戻せる角度」まで持っていこうとすると、どうしても固まった組織に負荷がかかってしまう。
だから、「全く組織に負担をかけずに(無痛で)、根本原因を治す」なんて、構造上絶対に不可能なんです。
理論上途中までは可能→最後の方は痛いみたいな感じです。
あ、勘違いしないでほしいのですが、うちの施術では「ベリベリ剥がす」ような、無理なことは一切やりません。
「負担をかける」と言っても、ただ力任せにやるのとはワケが違います。
治療院ループ
さて、ここまでの話を整理すると、多くの人が「治療院ループ」に陥る理由が見えてきます。
巷の整骨院や整体院の先生たちも、みんな一生懸命です。いろんなテクニックを駆使して、必死にマッサージしたり電気を当てたりしています。
でも、そのほとんどが「筋肉」ばかりを治療しているのが現状なんです。
さっき言った「関節の袋(関節包)」の癒着や、「増殖したコラーゲン」という接着剤。これらを無視して、表面の筋肉だけをほぐしても意味がありません。
根本にある「ズレた関節」と「固まった袋」がそのままだから、施術した直後は少し軽くなった気がしても、すぐ元に戻っちゃうんですよ。
土台がズレて固まったまま、壁紙(筋肉)だけ張り替えても、家は傾いたままなのと同じです。
「頑張って通っているのに、なんで戻っちゃうんだろう…」 そう悩んでいるなら、それはあなたのせいでも、あなたの体が悪いわけでもありません。ただ、アプローチする場所がちょっとズレているだけなんです。
あ、何度も言いますが、うちの施術では「ベリベリ剥がす」ような強引なことはしません。
じゃあ、どうやってその「関節の袋」や「接着剤」を攻略していくのか? 「動かない骨」をどうやって「戻せる角度」まで持っていくのか?
具体的なお話は、次回のブログでじっくり書いていこうと思います。

